昨日の話題をいち早くお伝えする(あれ?どこかで聞いたことがあるキャッチフレーズ?)当ブログですが、今日は 昨日 開催された 福岡地方裁判所 主催の
「裁判所|H30夏休み裁判所子ども見学会(福岡地方裁判所)」の模様をお伝えします。
対象者は5・6年生。参加人数は40組。保護者+小さい子供でもOKです。事前予約が必要です。我が家は7月の初めころに予約をしましたが、夏休みの2日前に予約をいれようとしたお友達は定員に達したということで参加できませんでした。
福岡地裁の見学会を銘打っているので、地裁内の見学ツアーみたいのもあるのかなと思いましたが、そういうものはなく、この室内で完結します。裁判所内の他の部屋は通常どおり、民事・刑事裁判をやっています。
この会の内容は、
- 事務方の方からのあいさつ
- クイズ大会
- 模擬裁判
- 若手裁判官への質問会
- 撮影会+解散
となっています。
一番の目玉は「模擬裁判」でしょうか。
裁判官、検察官、弁護士、裁判員、証人、被告人に分かれて、罪状の確認から判決までのひととおりの裁判の流れをみんなで演じてみようというものです。
一番人気は検察官で、次に弁護士、次は裁判官。被告人は地裁広報室の方または保護者が演じます。
強盗致傷の事件でストーリーはあらかじめ容易されており、そのスクリプトに沿って裁判が進んでいきます。
ストーリー内には有罪・無罪の決め手になるいくつかの論点があり、どれを取るかで判決の内容も異なってくるようです。
被告人の主張まで終了すると、裁判官と裁判員が集まり、会議が行われます。実際は上記の写真の奥のドアから出て小部屋で会議はされるようですが、この日は中央裁判官の席付近に集まりワイワイガヤガヤ。
しばらくして、判決を下します。
今回は、証人が述べた犯人の特徴と被告人の特徴が異なり、被告人は無罪!となりました。次に広報の方が内容の付け足しをして(争いのある事実に関しては通常すべて白黒をつけることや、刑事裁判の原則は「疑わしきは被告人の利益に」であるなど)、模擬裁判は終了となりました。
そのあとは若手裁判官への質問会と写真会です。通常、裁判所では写真撮影は禁止ですが、この日はOKでした。
証言台から見た感じ👇(証人として以外では、立ちたくないですね。)
裁判官・裁判員席から👇
裁判官席に座っちゃいました!👇
裁判員制度の冊子以外はお土産無しの裁判所らしい見学会でした(笑)。
裁判所の方々、お忙しいところをありがとうございました!大変有意義な時間を過ごすことができました。
余談ですが、福岡城内の地裁で開かれる見学会は今年が最後だそうです。来年からは六本松の新庁舎に裁判所自体が移転するそうです。(なら、来年は見学会の後には福岡市科学館にもいけますね。)
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