【これから英語を学ぶ大学生の皆さんへ】TOEICスコアを伸ばすために伝えたい10つのこと その4

f:id:cottonandbaby:20180906114117j:plain

はじめに~英語力はwant(あればいい)ではなくmust(なければいけない)である!

今大学生の皆さんは、これから就職や進学を控え、すでに英語というものが自身の進路にどれだけ大きな影響を持つかを認識しているでしょう。事実、グローバル化が大きく叫ばれる現在、就職活動において英語力を重視しない企業はないといっても過言ではありません。国内企業であっても、社内公用語を英語にすると公表している企業すらあります。これから就職活動を控えている皆さんにとっては、もはやライバルは日本人ではないのです。中国人、韓国人、インド人、フィリピン人といった多くのアジアからの優秀な人材と、これから競い合うのです。

インドやフィリピンでは、英語が公用語として使用され、中国や韓国では、英語圏への留学が活発に行われています。海外の大学や職業訓練校において、中国人や韓国人の留学生の割合は、常に上位を占めています。現在の英語力がどうあれ、これから社会へ出ていく皆さんにとっては、英語力の必要性を無視することは出来ません。英語力は、wantではなくmustなのです。

さて、英語力の指標として多くの企業が採用しているのが、ご存知TOEICテストです。これから、TOEICスコア975点の私から皆さんへ、実体験をもとに、TOEICテストを受ける心構え・各Partの勉強方法・ハウツーに関して書いていくこととします。

目標は大きく満点!と言いたいところですが、謙虚に(?)900点以上としておきましょう。大丈夫、それほど非現実的な目標ではありません。

私の信条は「学問に王道なし。」です。何事もコツコツと続けていることが大事です。楽をして何の苦労もせずに、母国語とは違う言語が習得できると思ってはいけません。厳しいようですが、これをすれば誰でも簡単にTOEICテストで満点が取れる!などという魔法の勉強方法があるとは決して思わないでください。

6.リーディング対策~時間との戦いを制するには

次にリーディング対策について見ていきましょう。リーディングに必要な対策は、時間配分ができること、単語力があること、そして、読むスピードがあることです。

皆さんはすでに中学高校を通して、重要な英文法は身につけているはずです。必要とされる文法は、中高生で習う文法とほぼ同じ範囲です。また、単語も、学術的・専門的なテクニカルタームはそれほど出てきません。大学受験に出てきた範囲で十分対応が可能です。

ここでのリーディング対策では、まず皆さんが英文法の基礎及び一定数の単語を身につけているという前提で話を進めていきます。

ちなみに、高等教育機関での就学を目的として英語力の評価を行うTOEFLのテストでは、中高生で習う範囲よりも広い文法・単語の知識が必要とされます。これは、高等教育機関では、論文等で使用される技法が含まれていたり、専門的な単語を頻繁に使用するためです。

TOEICテストでは、リーディングセクションで100問もの問題が出されます。これを制限時間75分で解くのですが、これは上級者でもかなりタフな設定です。特にパート7の長文問題は読解に時間がかかります。

対策としては、月並みですが、とにかく英語の文書に慣れるしかありません。お勧めなのは、1冊、簡単な小説を英語で読むことです。これにより、持久力のアップ、単語力のアップ、読むスピードのアップが期待できます。

とにかく1冊3回は読んでみることです。

1回目は、難しい単語が出てきても、気にせず読んでいきましょう。1ページにどのくらいの時間がかかるかだけ、頭に入れます。そうすれは、2回目以降、読む時間を見積もれます。

2回目に読む際に、分からない言葉、特に頻繁にでてくる単語を、辞書を引いて確認していきましょう。この際、使うのは英和辞書ではなく、“英英辞書”にしてください。

英英辞書がなければ、インターネットの辞書サイトを使いましょう。お勧めは、Dictionary.comです。英語のサイトですので、知らない英単語を、他の英単語で置き換えて説明していますし、どうやって発音するのかもクリック1つで確認できます。

英単語を他の英単語で置き換えるということは、英語を英語として理解するうえで非常に役立ちます。

3回目になると、知らない単語がほとんどなく、話の筋も大体わかっている、かつ、どのくらいの時間があれば、読めるのかもわかっているはずです。あとは、知らない単語を逐一調べていくのもいいですし、さっと読んで次の一冊を探すのもいいかと思います。

1冊読めば、試験の際に必要な、時間配分力、読む力、単語力が自然と身に付くはずです。

7.スマホを使い倒せ!

皆さんは大学生ですから、多くの方がいまはスマホをお持ちでしょう。

筆者が英語を勉強していた時代には、そのような便利なものはなかったので、今の時代に大学生である皆さんを非常に羨ましく思います。なぜかというと、スマホは、英語力アップのために、とても有益なツールになりうるからです。特にリスニング力を高めるために、大いに役立ってくれることでしょう。

継続が一番大事だということは、すでに述べました。

スマホは、継続するということにおいて、非常に有益なツールです。通学の電車の中や授業の合間など、空いた“隙間時間”を有効に活用できるからです。

無料のリスニング教材については既に述べましたが、それらのサイトから音声をダウンロードしてスマホに入れておきましょう。これでいつでも、リスニングの訓練ができます。

また、リスニングのために便利なアプリもたくさん出ています。

先に紹介したTEDを効果的に学ぶアプリとして、TEDICTはとてもお勧めです。また、リスニングのスピードを変えられる語学プレーヤーもあります。

最近では皆さんの多くが、SNSをやっていると思いますが、Lang8など、言語学習のためのSNSを効果的に使うのもよいでしょう。

Lang8は、語学学習をしている人たちが集まって相互添削を行っているサイトです。たとえばあなたが英作文を投稿すれば、英語ネイティブがそれを添削してくれます。代わりに、あなたは日本語を覚えたい外国人の日本文を添削してあげるのです。WIN-WINシチュエーションですね。

続きはその5で👇

cottonandbaby.hatenablog.com

 

※このブログはある企業に依頼され学生向けに以前私が執筆したものです。