英語圏の大学へ留学した学生が持つ単語数は2万~3万といわれています(日本の高校または大学を卒業して、英語圏の大学へ入学)。私の経験からしても、そのくらいだと思います。
辞書を頻繁にひいていたのは、大学の1~3年までで、最後の1年はほぼ引きませんでした。おそらく、多くの留学生も同じような感じではないでしょうか。なぜなら、3年からの専門課程に入ると、同じような内容の繰り返しとなるからです。別の言葉で言い換えると、3年生までに、専門課程で使用する単語の多くを引き終えてしまうのでしょう。
大学在学中は、小説を読んだり、自分の科目以外の本も目にするかもしれません。それでも、辞書を使う頻度はかなり減ったでしょう。
あれから20年。私の場合、大学卒業後、翻訳を生業とし、かつ、英語の小説も50冊以上読んでいましたが、単語の数に大きな変化はないように思います(翻訳分野は大学で専攻していたコンピュータ関係)。
一方、大学卒業のネイティブの単語数は6万前後といわれています。これは、辞書(通常、10万単語前後を収録)の6割に及びます。
それでは、約3万語の差はどこから出てくるのでしょうか?
最近、オーストラリアに旅行に行く機会があったので、現地の教科書を数冊購入してきました(Year7向け、算・化・社・理の4冊)。
読み始めると、わからない単語が多い!!
20年前から使用している辞書を引っ張り出して、わからない単語を引くことになりました。
やっぱり、ネイティブを同じ数の単語数を得るには、低学年のうちから留学することが一番ですね。