海外の大学で一年目を生き抜くには

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英語学校を経由して、または、大学へ直接入学した新大学生に向けてのちょっとしたアドバイスです。

大学への入学要件となっている英語試験を通っていても、リスニング・ライティング・リーディング・スピーキングのいわゆる英語技術(English Skill)と呼ばれるものは同じ年のネイティブが持っているそれとは随分レベルの違うことは、多くの新大学生が感じることだと思います。TOEICで百点をとっても、英語(English Skill)はネイティブの小学生と同レベルといったところでしょうか。

最初の一年、特にハードに感じるのは、英語を英語で理解することでしょう。英語を聞いてから、訳すまでに時間がかかってしまうと、話はどんどん先に進んでしまい、「あのレクチャーはわからん」ということになってしまいますね。 

英語を英語で理解できるようになるには、個人差はあれ、およそ1年くらいでしょうか。これは私だけではなく、他の留学生もそのくらいだねという話をよく聞きます。(留学生の間では、最初の一年は英語の話と授業の話をよくします。だいたい、一年するとだれも英語の話はしなくなります。ということは、だいたい1年で慣れるのです。)

また、逆に言えば、この1年内にそうならないと2年目はきつくなるでしょう。なぜなら、授業の一年目は一般科目なので、日本の高校を卒業した方であれば、究極は英語が読めなくても高校時代に習った科目の知識でも足りる場合があります。専門課程に入るとそうはいかなくなります。

最低限授業についていくにはどうしたらよいでしょうか。

私がやっていたのは、セメスターが始まった最初の一週間で教科書と参考文献を読むことです。約10冊程度に目を通します。

大学の最初の一週間は、授業は進みません。なぜなら、授業の進め方や前置き的な科目の解説をレクチャラーがするからです。チュートリアルもない場合が多いでしょう。

この間に教科書を読めば、本格的な授業が始まる2週目からはその授業自体が「復習」になるわけです。もちろん、最初の一読目はわからない単語を調べることが重要となりますので、がっつり理解するのではなく、なんとなく半年間の流れを知るだけでもOKです。

また、参考文献(コースアウトラインなるものを最初にくれるので、そちらに「この本を読んで」みたいなセクションがあるかと思います)はセメスターの中間くらいになると借りられてしまうので、最初に借りておいたほうが無難です。

最初の一年。これを乗り切れば、必ず2年目は楽になります。一年目は、クラブや夜遊びをせず、勉強に専念しましょう!私も最初の半年は羽目をはずしていましたがね。(^^)

オーストラリアの大学に関して、なにか質問などがある場合はお気軽にコメントでもしてください。知っていることであれば返します。私が留学していた大学はWollonong大学です。