JOKERはJoke(冗談)のer形で、「冗談をいう人/まぬけ」の意味だった?

つい先日、映画『JOKER』をみてきました。

R指定ということで、子供たちは『天気の子』を見に行き、私だけJOKERみたいな感じでみてきました。

映画としては、たんたんと話が進んでいき最後の5分で爆発という感じでしたでしょうか。この最後の5分にこの映画がいいたかったことが凝縮されているみたいな感じです。

個人的にはあまり楽しい映画とはいえませんでした。でも、現在を風刺した映画として、何十年後かにみると「ああ、こんな時代もあったね」というようになるような気がします。

もうひとつ楽しめなかった理由として、私がみたかったJOKERは『ダークナイト』のJOKERでした。あの悪のカリスマともいえる彼がどのようにJOKERになったのがみたかったのです。だけど、映画『JOKER』のJOKERは、どちらかというと社会情勢や彼を取り巻く状況がJOKERを作り出したみたいなってぽく作られていました。「なりたくてなったのではない」という感じがとれました。カリスマというよりは、自分の意思にかかわらず「シンボル」として祭り上げられたというような感じです。

また、精神障害者という点も悪のカリスマを望んでいた私の願望とは相いれませんでした。映画「JOKER」のJOKERは最後まで世間一般にいう「弱者」のままだったのです。

 

さて、ここでもうひとつ「あら、そうだったの?」という点で、JOKERという言葉があります。JOKERと聞くと、トランプのあれ=死神を連想させますが、劇中では「冗談をいう人/まぬけ」という意味で使用されています。なんと!こんな意味の名前だったのですね。